“エンジェル”の存在!?

“エンジェル”の存在!?

私たちは、個々の事業にとって、もっとも有望な資本の調達源は、その発展段階によって決まるということを知っています。多くの事業にとって、資本調達は連続性を持ち、個人の貯蓄とブート・ストラッピングに加えて、さらに企業家に近い人々、すなわち友人や縁故者から資本を調達することから始まるのが多いとされているようではあります。

 

この鎖の中の次の資本提供者であるエンジェル(ビジネス・エンジェル=エンジェル投資家)と呼ばれる投資家は、ブート・ストラッピングと友人そして縁故者から資本を得る段階を過ぎてはいますが、ベンチャー・キャピタリストから資本を得るには準備が足りず、その規模においても彼らの投資対象とはならない事業にエクイティ・ファイナンスを提供する人々と言えるようです。

 

エンジェルは他の投資家に比べて、成長している事業にとって初めての、真の外部からの資本提供者になる可能性が高いです。エンジェルは家族や友人からの資本提供と、ベンチャー・キャピタルからの資本提供の間の橋渡し役です。

 

家族や友人からの投資は少なく、程度の小さい額に限定される傾向があり、一方、ベンチャー・キャピタルからの投資は一般的に規模が大きく、時にそれ以上の金額を投資することさえあります。正確な数字を入手するのは困難と言えるでしょう。

 

エンジェルによる投資はかなり前から存在しており、しかし、一説においては1990年代以降から急増したとはされているようなのです。具体的な定義が為されていなかったというか、ある種、アダム・スミスの提唱した神の見えざる手を使いこなせる人々ということが可能です。